国連ウィメン日本協会大阪 設立20周年記念事業を開催しました(報告)

国連ウィメン日本協会大阪 設立20周年記念事業を開催しました

2024.05.10

2024年4月29日、クレオ大阪中央で国連ウィメン日本協会大阪設立20周年記念イベント「ジェンダー平等で、ともに未来をつくろう」を開催しました。

 基調講演では、林陽子さんから、ジェンダー平等に関する日本の現状と政策課題についてこれまでを振り返りながら紹介いただきました。林さんの「女性の権利は人権であり、これからも足踏みすることなく、仲間を作り熱意をもって行動しよう!」というメッセージは、当日参加された方への力強いエールになりました。

 その後のトークセッションでは、職場における男女の賃金格差、障害と女性という2つのアイデンティティに基づく交差性、複合差別という課題の解決に向けた具体的な活動や取組みをお聞きしました。

 ワーキング・ウィメンズ・ネットワークのお二人からは、国連女性差別撤廃委員会への働きかけから「勝利和解」を経て、管理職へ昇格されるまでの約10年に亘る道のりの中で、お二人の想いを直接伺うことができました。今は「女性差別撤廃条約 選択議定書」の早期批准に向け、今年(2024年)の日本審議の批准を目標に、アクティブに活動されておられます。

 藤原久美子さんからは、障害女性の複合差別の解消の取組みについて紹介されました。中でも女性に介助が必要場面での、男性介助者による虐待や性暴力被害などの実例を交えたお話は、より弱い立場に向かう「暴力」「人権侵害」に他ならないと憤りを感じました。個々人が尊重され、人権が守られる社会の実現をめざす藤原さんの活動の重要性と、実情や取組みをもっと知ってもらい、多くの人々が連携することが必要なのだと強く心に刻みました。
 基調講演、トークセッションを通して、国際的な視点からみた日本の課題を知る貴重な機会となりました。
 
 当日は80名を超える方に参加いただき、続く交流会ではクレオ大阪中央内にあるチャレンジカフェ momentさん提供の焼き菓子をつまみながら、参加者同士の活発な意見交換がおこなわれ、和やかな交流の場となりました。

 今私たちは、これまでの時代ごとにあったジェンダーにおける「不平等」に、情熱と連帯で行動を起こしてこられた多くの先輩方が築いてきた歴史の上にいるということ、そして、その流れを止めないために仲間と共に行動することで「未来」をつくっていけるのだと感じる一日となりました。


国連ウィメン日本協会大阪設立20周年記念事業
「ジェンダー平等で、ともに未来をつくろう」
【日時】4月29日(月祝)14:30~17:30
【会場】クレオ大阪中央 セミナーホール

【プログラム】
◆基調講演◆
林陽子さん(弁護士、(公財)市川房江記念会女性と政治センター理事長、元国連女性差別撤廃委員会委員長)

◆トークセッション◆
〈パネリスト〉
林陽子さん
石田絹子さん、西村かつみさん(ワーキング・ウィメンズ・ネットワーク共同代表)
藤原久美子さん(DPI女性障害者ネットワーク代表)
〈コーディネーター〉
三輪敦子さん(国連ウィメン日本協会大阪会長)

◆交流会◆



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