ドメスティック・バイオレンス(DV)という言葉を知っていますか? 配偶者など親密な関係にある(あった)人から暴力を受けることがDV、また、交際中の恋人同士の間で起こる暴力がデートDVです。今、10代・20代で、デートDVの被害が増え、とても深刻な問題になっています。多くの場合、性別を問わず、片方の恋人が被害を受けています。デートDVは、好きな人、大切な人を深く傷つけ、関係を壊してしまう行為です。交際相手はあなたのものではありません。あなたの心、あなたの身体はあなただけのものです。交際相手と対等で、お互いに尊重する、素敵な関係について考えてみませんか。
ーあなたは悪くないよ!ーどんな理由があっても、暴力を受けていいということはないんだ。ーDVにはサイクルがあることを覚えてて。ー暴力をふるった後、急に優しくなったり、2度としないからと謝ったり。ーでも、それが繰り返し起こるようになって、どんどんエスカレートするからね。
ー交際相手の気持ちもわかってほしいよね。ーいつもデート代をすべて払わせるなど、金銭的自由を奪うことも暴力だよ。ーふたりが対等な関係だったら、高価なプレゼントをねだったり、毎回食事をおごらせたりすることはないよね。ーふたりの対等な関係について話し合うことが大切。
ーどんなに好きな人からであっても、イヤなことには「イヤ」と言える関係が大切だよ。ー我慢しないでイヤなことにはイヤと繰り返し言うのが大事。
ー付き合っているからと言って、相手の自由を奪うようなことはしてはいけないよ。ー恋人同士でも、お互いに相手の時間や意思を尊重し合うことが大切
ーまずは誰かに相談しよう。ーあなたが相談しやすい人なら誰でもいいよ。例えば友だち、家族、学校の先生(保健室の先生やスクールカウンセラー含む)、相談機関など。ーひとりで悩まないで。
ーまずはその友だちに声をかけて、話を聞いてみて。ーデートDVを受けていることがわかったら「あなたは悪くないよ」と優しく伝えて家族やまわりにいる大人に相談するよう勧めてあげて。
ーあなたが一番相談しやすい誰かに打ち明けて。ーあなたの大切な交際相手とあなたが、よりよい関係を築いていくために必要なことだから。
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大切な人を傷つけてしまう前にやってみてほしい「冷静になる方法」・イライラしたらとりあえず深呼吸をしよう。・けんかになりそうなときは、勇気をもって相手から離れてみよう。
被害者になっていないか自分をチェック
□ スマホを勝手に見られたり、返事が遅いと怒られる□ 相手を怖いと思うことがある□ 友だちと遊びに行くことを嫌がられたり禁止されたりする□ デート代はいつもあなたが払っている
加害者になっていないか自分をチェック
□ 返信が遅いとイライラして相手を責める□ 相手の行く場所、服装、行動などは知っていて当然だと思う□ 付き合っている相手は自分のものだと思う□ 相手が他の異性と話をしているとすごく腹が立つ
チェックがついたら要注意!
交際相手と対等で、お互いを尊重し合える素敵な関係になるために必要なこと① 暴力を認めない② 自分のことを大切にする③ 相手のことも大切にする
■DV相談電話06-4305-0100(月~金 9:30~17:00 年末年始・祝日を除く)
女の子のためのクレオ保健室(LINE相談・来室相談 第1・3土 15:30~18:30)
デートDV防止 YouTube 動画
大阪市では、第3次大阪市男女きらめき計画(令和3~7年度)を策定しています。デートDV防止は、計画の施策分野Ⅱ「安全で安心な暮らしの支援」の基本的方向3「女性に対するあらゆる暴力の根絶」の具体的な取組のひとつです。
第3次大阪市男女きらめき計画
発行:大阪市市民局ダイバーシティ推進室男女共同参画課 編集:大阪市立男女共同参画センター中央館指定管理者:大阪市男女共同参画推進事業体 (代表者:(一財)大阪市男女共同参画のまち創生協会)クレオ大阪ホームページ