男性と女性が、職場で、学校で、地域で、家庭で、それぞれの個性と能力を発揮できる「男女共同参画社会」を実現するためには、一人ひとりの取組と気づきが必要です。性別による思い込み(ジェンダーバイアス)をなくし、私たちができることを、この機会に考えてみませんか。
少子高齢化や人口減少が進む日本では、産業や地域活動の担い手として、女性の活躍が不可欠です。 内閣府男女共同参画局では、企業や地域で活躍する女性人材の育成や、男女共同参画を推進するリーダー・担い手の育成・専門性の向上などをテーマに、キャッチフレーズを募集。応募総数4,946点の中から最優秀・優秀作品が選ばれました。
最優秀作品 【匿名希望】さん 福岡県
誰でも、どこでも、自分らしく
優秀作品 阿部 一騎さん 新潟県
人が育つ、絆が広がる、未来が変わる
優秀作品 山野 大輔さん 大阪府
育成しよう 貴重な人材 醸成しよう 共同参画
大阪市では、女性が活躍できる職場環境づくりを積極的に進めている企業等を「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」として認証し、特に優れた取組を実施している企業等に対して市長表彰を行っています。令和6年度は、15社を表彰しました。
●中西金属工業株式会社●株式会社りそな銀行
●株式会社JR西日本コミュニケーションズ●株式会社商工組合中央金庫●東京海上日動火災保険株式会社●中山福株式会社●日本生命保険相互会社●株式会社パソナグループ
●SCSKサービスウェア株式会社●シークス株式会社
中小規模企業部門(各賞50音順)
●株式会社Dstyleホールディングス●フィラーシステムズ株式会社
●株式会社グラッドキューブ●株式会社シーダ
●株式会社メディアテック
男性社員の割合が高い職場の中で、新卒採用において女性を積極的に採用すべく、入社後の働き方をイメージしやすいよう女性向け採用パンフレットを作成。また、男性の育児休業や育児のための会社方針や制度について社員に周知するとともにeラーニングでの研修を実施。男性の育児休業取得率は100%に達した。テレワークや出社を選択できるハイブリッド勤務を推奨し、働き方の満足度向上につなげている。
女性の活躍の幅を広げるため、小規模店舗から大きな規模の支店長への登用をめざす「女性支店長養成トレーニー制度」を実施。これまで9名が一つ上の規模の店舗の支店長に登用された。本部においては、円滑な業務遂行やネットワーク形成を目的として、本部女性グループリーダーネットワーキングセミナーを実施。また、子を持つ社員による座談会を開催し、中長期的なキャリア形成支援を行っている。
全社員が、安心・安全に働き続け、キャリア形成できるよう、各階層のロールモデルを設計・運用するとともに、リスキリングとしてAI研修を実施。女性管理職比率は部課長相当職で47.2%、係長相当職で56.5%に達した。テレワーク・時差出勤制度の導入によりワーク・ライフ・バランスを推進し、子育て社員(時短勤務)や管理職、エルダー社員(定年後再雇用)等のライフイベントの変化に対応。
育児休業からの復職や不妊治療中に安心して働くことができる環境づくりのため、「育休復帰支援制度」や「不妊治療休暇制度」を福利厚生として導入。また、社員の成長と自律をサポートするため、月1回1on1ミーティングを実施。毎年行っている360度評価では、1on1ミーティングに対して「満足、必要」と回答している社員が半数を超えており、社員同士の信頼関係構築につなげている。
発行:大阪市市民局ダイバーシティ推進室男女共同参画課 編集:大阪市立男女共同参画センター中央館指定管理者:大阪市男女共同参画推進事業体 (代表者:(一財)大阪男女いきいき財団) クレオ大阪ホームページ