かつて日本では、家庭科は女の子、技術科は男の子というように、男女で学ぶ科目が分かれていました。そのころは、「男は外で働き、女は家のことをする」という考え方が強くありました。でも、ごはんを作ったり、服を直したりすることも、ものをつくったり、しくみを理解したりすることも、だれの暮らしにも必要な力です。社会が変わり、共働きの家庭も増える中で、「生活に必要なことは、みんなが学んだほうがいい」という考えが広まりました。日本は昭和60(1985)年に「女性差別撤廃条約」という国どうしの約束を結び、男女平等の実現をめざすことになりました。そして1990年代から家庭科と技術科は、男女がいっしょに学ぶ科目になりました。家庭科や技術科では、生活に必要な知識や技術を身につけながら、自分たちの暮らしを工夫する力を育てます。学ぶチャンスが同じであることはとても大切です。そして学んだことは自分の力になります。だれかの役目ではなく、「みんなで支え合う力」にしていけるといいですね。