新型コロナウイルス感染症が急速に広まる中、テレビやネット、SNSなどでさまざまな情報が飛び交い、時には不確かな情報が混乱や不安を引き起こしたこともありました。あなたは、あふれる情報とうまくつきあえていますか?

▶︎基調講演

「情報を吟味しよう〜あふれる情報とのつきあい方〜」

竹村 登茂子さん

元読売新聞編集委員
大阪芸術大学客員教授

あなたは、応援するチームが勝った日のスポーツ欄を熱心に読みたくなりませんか?

人は「自分に都合のいい情報」を選んで取り入れてしまいがちです。

あなたは、例えばトイレットペーパーを買いに店に並びませんでしたか?

人は恐怖心をあおられると、不確かな情報でも信じてしまう傾向があります。

情報には、悪意がなくてもデマやウソが混じっていることがあります。緊急時は不確かな情報をつい信じてしまい、そこから差別や偏見が生まれることも少なくありません。まちがった情報によって、困ったり苦しんだりする人がいるかもしれないという想像力、「その情報、まちがっているかもしれないよ」と言いあえる人間関係が、今こそ大切です。

▶︎学生の発表

「偏った思考に踊らされないために」

福永 紗弓さん

追手門学院大学

コロナ禍で人とのつながりが失われ、孤独や不安を感じ、その時は「どうしようもない」と思っていましたが、今となっては情報とのつきあい方をまちがったのではと思っています。情報に踊らされ、つい狭くなる視野や偏る思考を、柔軟に広げることが大切だと気がつきました。

「学びを止めない」

馬場 千里さん

関西大学 高等部

休校中、オンラインだけで授業が進むという初めての経験をしました。先生に質問しづらい、分からないことを調べても、どの情報を信用していいのか迷うなど、普段は感じることのない不便もありましたが、「学びを止めない」という先生や仲間の強い意志を感じました。

「カナダ留学で感じたこと」

中川 雄策さん

関西大学 高等部

昨年の夏からカナダに留学していました。2021年の夏までの予定を早めて帰国しました。つらい決断でしたが、カナダにおけるコロナの社会的影響や、カナダ政府の対応などを目の当たりにし、日本について客観的に考えることができました。

▶︎テーブルトーク

講演後、5〜6人のグループに分かれてテーブルトークを行いました。
コロナ禍での暮らしの不安、差別の問題やボランティア体験談など、世代や立場を越えて、熱いトークがくりひろげられました。

世界人権宣言

12月10日は世界人権宣言の日

「すべての人が生まれながらにして、人として豊かに生きる権利を持っている」ことを表明した「世界人権宣言」は、1948年に国連総会によって採択されました。『みんな仲間だ!フェスティバル』は、身近な社会課題について語りあいながら、人権について考えるイベントです。
「人権」と聞くと難しくて「自分には関係ない」と思うかもしれませんが、「すべての人が、それぞれにとっての幸せな生き方ができる権利」のこと。もちろんあなたも持っていて、それは誰も奪うことのできない権利です。

最後に参加者全員で「世界人権宣言」全30条を朗読。それぞれの条文が心に響きました。

世界人権宣言(条文訳:谷川俊太郎、アムネスティ日本)

第1条 みんな仲間だ
わたしたちはみな、生まれながらにして自由です。ひとりひとりがかけがえのない人間であり、その値打ちも同じです。だからたがいによく考え、助けあわねばなりません。

日本では平均的な所得の半分以下で暮らしている家庭の子どもが、6人に1人もいます。これは先進国の中でも最悪のレベルです。 (人権パスポート第22条より)

2021年2月号 コンテンツ

P.2-3

P.2-3

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P.7

P.8

P.9

P.10

P.11

裏表紙

P.5

P.7

裏表紙

発行:大阪市市民局ダイバーシティ推進室男女共同参画課 編集:大阪市立男女共同参画センター中央館
指定管理者:大阪市男女共同参画推進事業体 (代表者:(一財)大阪市男女共同参画のまち創生協会)
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