前号では、貯蓄の仕組みや節約のポイントを紹介しました。Part2では、貯蓄を増やすための方法や事例を紹介します♪
性別を問わず、誰もが生涯にわたって自立し、社会参加していくためにも、それぞれのライフステージに応じた貯蓄や節約術を活用することも大切です。働き方や生き方が多様化する中で、自分らしく暮らす未来を描きながら、貯蓄力アップをめざしませんか。
貯蓄力アップの第一歩は「貯金ができた先」をイメージすることです。楽しんで想像しながら書き出してみてください。「いくらあれば実現できるかな?」とぼんやりでもいいのでイメージすることが大切です。
●年に1回は旅行に行きたい●月に1回、お気に入りのお店で外食したい●ヨガ教室で週1回は体を労わりたい●60代で地方に移住したい など
イメージできたら、1・2・3を実践してみましょう。収入を増やしても、支出もアップしてしまうと貯金は全く増えません。支出を減らし、収入をアップすることで、確実に貯金が増えます。貯金ができる家計になったら、お金にも働いてもらい、資産を運用することで、より貯蓄力がアップします。
1. 支出を減らす2. 収入をアップ3. お金に働いてもらう(iDeCo・NISAなどの投資)
キャリアアップや資格を取得することで、収入アップに役立つ場合もあります。業界や職種に合わせた資格を取得することで、専門知識やスキルが身につき、実際の業務にプラスになることはもちろん、職場での評価向上につながることもあります。資格の取得方法としては、自己学習以外にも、公的な教育支援を利用することもできます。オンライン学習も充実しており、おうち時間を有効活用して、情報収集したり、無理なく学習を続けることもできます。
・インテリアコーディネーター・経理・ファイナンシャルプランナー・介護福祉士 宅地建物取引士・登録販売者 ヘアスタイリスト・調理師 看護師・保育士・キャリアコンサルタントなど
私自身が資格取得を意識したのは、お金の勉強をはじめた頃でした。当時は、家計見直しをがんばっていましたが、やはり節約にも限界があり、収入をアップしようと思っても、うまくいかず、どうしたらいいのか悩みました。そんな時に、クレオ大阪の相談窓口を利用し、いろいろな情報を得ました。また人に話すことで、自分のやりたいことも明確になっていき、その後、ファイナンシャルプランナーの資格を取得、今の仕事につながっています。ひとりで悩まず、相談できる場や、利用できる制度はどんどん活用して、自分らしく生きるための働き方を選択してくださいね。
シングルマザーになったことをきっかけにお金の勉強をはじめ、NHKコラムの執筆を機に起業。金融商品を一切販売しないファイナンシャルプランナー。現在は、オンライン講座・相談・執筆監修・FPの育成を行っている。小学館より「娘に伝えたいお金の話」出版予定。
発行:大阪市市民局ダイバーシティ推進室男女共同参画課 編集:大阪市立男女共同参画センター中央館指定管理者:大阪市男女共同参画推進事業体 (代表者:(一財)大阪男女いきいき財団) クレオ大阪ホームページ