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「ウクライナ支援チャリティーコンサート~平和への祈り~」開催報告

2023.05.24 NEWS つなげる

「ウクライナ支援チャリティーコンサート~平和への祈り~」を開催しました!

 2023年4月29日、当財団と国連ウィメン日本協会大阪の主催で、ウクライナ出身でバンドゥーラ奏者のカテリーナさんによる「ウクライナ支援チャリティーコンサート~平和への祈り~」をクレオ大阪中央で開催し、約120名が参加しました。




 カテリーナさんは、ウクライナの民謡をはじめ、「翼をください」や「ハナミズキ」など日本の歌のカバーを披露しました。


 演奏の合間には、今もなお深刻な被害を受ける故郷について思いを語る場面もありました。「日本のメディアは、昨年末からウクライナ侵攻についてあまり取り上げなくなった。日々の生活に追われ、ウクライナのことまで考えられないのだろうか」と現状を憂うカテリーナさん。「日本人が家族と共に休んでいる間も、ウクライナではミサイルが落とされ、罪のない人が殺されている。私たちが戦うのは、家族・子ども・文化・民族を守るため。自分の中にある、怒りや叫びを、歌を通じて届けたい。」と呼びかけました。


 たくさんの方が、カテリーナさんの音楽や言葉に聞き入り、「ウクライナは戦争を通して知った国でしたが、そこに住む人、生きる文化をもっときちんと知り、支援していきたいと思いました。」「澄みきった歌声にとても感動しました。バンドゥーラもやさしい音色で、また聞きたいと思います。」「ウクライナのことを、忘れがちになっていたなあと思わされました。カテリーナさんの思い、しっかりと受け止めました。戦争が一日も早く終わるよう祈ります。」といった感想が寄せられました。





 コンサート終了後には、皆様からの募金を158,870円いただくことができました。この募金は運営費を除き、UNWomen通じて、ウクライナの女性と少女の支援に使われます。あたたかいご支援、ありがとうございました。今後も、ウクライナに一刻も早く平和が訪れるよう、当財団は国連ウィメンと協力し、情報発信や募金活動を続けていきます。
    
国連ウィメン日本協会大阪

カテリーナさん(HPプロフィールより)
ウクライナ・プリピャチ生まれ
(チェルノブイリ原子力発電所から2.5km離れた町)
生後30日の時にチェルノブイリ原発事故に被災し、一家は町から強制退去させられる。
6歳の時にチェルノブイリ原発で被災した子供たちで構成された音楽団「チェルボナカリーナ」に入団後、海外公演にも多数参加。
日本にも何度もコンサートに招聘され、その時に日本の素晴らしさに感動し、19歳の時に音楽活動の拠点を東京に移す。
現在、日本に数少ないバンドゥーラ奏者の1人として、国内外のさまざまなコンサートで公演活動を展開中。


※バンドゥーラとは…
ウクライナで古くから愛されている伝統的な弦楽器の一つ。ギターに似た形状をしているが、音色はハープのようである。

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