「女性版骨太の方針(女性活躍・男女共同参画の重点方針)」は、女性活躍や男女共同参画の取組を加速するために、毎年6月をめどに政府決定をしています。令和7(2025)年6月に、政府は「女性版骨太の方針2025」を決定しました。
『いつでも・どこにいても、誰もが自分らしく生きがいを持って生きられる社会』の実現に向けて、以下の5つを重点事項として取組を進めます。
Ⅰ 女性に選ばれ、女性が活躍できる地域づくりⅡ 全ての人が希望に応じて働くことができる環境づくりⅢ あらゆる分野の意思決定層における女性の参画拡大Ⅳ 個人の尊厳が守られ、安心・安全が確保される社会の実現Ⅴ 女性活躍・男女共同参画の取組の一層の加速化
「女性版骨太の方針2025」(女性活躍・男女共同参画の重点方針 2025) 本文 説明資料
大阪市では女性が活躍できる職場環境づくりを積極的に進めている企業等を「大阪市女性活躍リーディングカンパニー」として認証しています。令和6年度に市長表彰中小規模企業部門の最優秀賞を受賞した株式会社Dstyleホールディングスでは、“ココロとカラダの美と健康と豊かさ”の真の調和を追求し続け、たくさんの出逢いを通じて社会のwell-beingを高めることを理念に事業を展開しています。女性活躍推進に向けた社内の取組について、お話を伺いました。
各ライフステージにおいて自分のキャリアビジョンを描けるよう、社員にキャリアデザインを考えてもらいます。社内のロールモデルを可視化することで、自分のキャリアをイメージできるようにしています。さらに、年1回のキャリア面談を通じて社員の希望や目標を共有し、それに基づいたスキルアップや配置転換を提案しています。また、女性管理職候補にはキャリアアッププランを提示し、次世代リーダーの育成に取り組んでいます。
成功している女性管理職の動画を社内イントラネットでいつでも視聴できるようにし、他の女性社員に「自分も管理職になれる」という意識を醸成しました。また、女性リーダーの育成のためにリーダーシップやマネジメントスキルなどの研修を開催しています。女性管理職比率目標47%を掲げ、目標達成に向けた進捗を社員全体に共有することで、組織としての一体感を醸成しています。次世代の育成として、係長、主任クラスについても女性管理職比率約50%の体制にしています。
育児や介護中の社員が働きやすい環境を整えるため、全社員を対象に在宅勤務制度を導入しています。育児休業や介護休業の取得促進に加え、短時間勤務制度の対象を子どもが小学校1年生の年度末までに拡大しました。当社の男性社員の育児休業取得率については100%に達しています。また、社内イベントやファミリーデーを通じて、社員の生活を尊重する職場文化を育んでいます。
令和9(2027)年までに管理職の女性割合を50%に引き上げ、グループ会社で女性社長誕生を目標にし、女性活躍のロールモデルを作っていきたいと考えています。女性活躍推進企業として、今後も情報発信を継続していきたいと思っています。
発行:大阪市市民局ダイバーシティ推進室男女共同参画課 編集:大阪市立男女共同参画センター中央館指定管理者:大阪市男女共同参画推進事業体 (代表者:(一財)大阪男女いきいき財団) クレオ大阪ホームページ