Im wunderschönen Monat Mai
美しい5月に〜テノールの調べ〜
中島康博テノールリサイタル中島 康博:テノール
釜﨑 禎:ピアノ
髙谷 光信:司会
<なわて音楽プロジェクト2023.サロンコンサートシリーズ>が始まります。
平日の昼下がりに耳馴染みのある曲や本格的なクラシック名曲を取り上げた
コンサートをぜひ多くの皆様に気軽にお楽しみいただきたくワンコイン(500円)と
しました。司会進行はNMP芸術監督髙谷光信が担当します。
演奏のほか解説や各アーティストとのトークセッションを行い、音楽の魅力や楽しみ方をレクチャーする企画になります。
〈コンサートリポート〉
当日の会場 満員となりました | 熱唱する中島氏 会場内はうっとり |
サロンコンサートvol.1レポート
5月15日(月)なわてサロンコンサートvol.1が開催されました。
なわてサロンコンサートは、市民の皆様に気軽に音楽を楽しんでいただくためのワンコイン(500円)コンサートです。プロの演奏家による耳馴染みのある曲や本格的なクラシック音楽を中心としたプログラムで、市民ホールではなく展示ホールを使用することで、アーティストと近い距離で生演奏を体感することができる、NMPの事業の1つとなっております。
今回はテノール歌手の中島康博さんをお迎えし「Im wunderschönen Monat Mai 美しい5月に 〜テノールの調べ〜」が行われました。
大変多くのお客様にお集まりいただき、会場は満席となりました。心より感謝申し上げます。
今回のプログラムはとても多岐に渡っており、前半はドイツリートから日本歌曲、ショパンのピアノ曲でもある別れの曲に歌詞を乗せたもの、ライトソングとして亜麻色の髪の乙女などを歌っていただきました。
会場に響き渡る中島さんの歌声と、それを彩るピアニスト釜﨑さんの伴奏に、会場の皆様も素敵な午後のひと時を過ごされたのではないでしょうか。
中島さんによる曲の解説もわかりやすく、作曲家や作詞家が込めた気持ちを想いながら改めて聴くと、それまでとはまた違った印象となります。
また、釜﨑さんによるピアノソロもあり、フランツ・リスト編曲のナイチンゲールは本当に鳥の鳴き声のような華麗な演奏でした。
そして、前半最後は髙谷監督からのリクエスト、さだまさしの『親父の長い1日』を歌っていただきました。
父親が娘に向ける愛情の深さが心に染み入るこの曲を中島さんがテノールで柔らかく語りかけるように歌い、会場では涙する人もみえました。
後半はオペラのアリアを中心とした選曲で、声楽のテクニック的な面でも大変聞き応えのある時間となりました。
また、アンコールは皆さんご存知の「オーソレミーオ」と、トゥーランドットより「誰も寝てはならぬ」の二曲でした。
ここが展示ホールとは思えない圧巻の響きに、盛大な拍手がいつまでもいつまでも続く、素晴らしいコンサートとなりました。
次回、なわてサロンコンサートvol.2はホルン奏者の深谷武生さんをお迎えし、ホルンリサイタル『ホルンは歌う』が7月27日に行われます。
なんと、作曲家 首藤健太郎さんによるホルンのためのソナタ 世界初演がございます!
この世で誰も聴いたことのない曲を、四條畷市で初めて聴くことのできるとても貴重な演奏会となります。
是非、多くの方のご来場をお待ちしております!!