大阪男女いきいき財団｜自分らしくイキイキと輝ける社会へ。

　地域防災の女性リーダー育成に取り組む大阪男女いきいき財団など6団体は、KDDI株式会社関西総支社様から災害備蓄米（アルファ化米）500食分を寄付いただきました。アルファ化米は今後、子育て支援団体や学校など各現場での防災啓発活動などで活用する予定です。

　同社は地域防災に積極的に取り組んでおり、管理部の今井晶子さんは2023年度に財団が主催した「地域防災防災女性ファシリテーター養成講座」を受講していました。その縁があり「関西を拠点に活動する他の修了生たちの現場で役立ててほしい」と今回の贈呈を企画いただきました。

　1月12日にクレオ大阪中央で贈呈式があり、財団職員のほか、講座修了生5人が出席。財団理事長の京極務が「能登半島地震もあり、自分たちの地域で何か防災につながる行動をしなければという人が増えています。小さな力を集め、関西の災害対策の総合力を高めることにつなげてまいります」とお礼を述べました。

　財団では、クレオ大阪中央で開催する「女性のための防災サロン」で調理体験などを実施する予定です。

◆益田　紗希子さん（NPO法人ミラクルウィッシュ　代表理事）

「親子向け防災啓発に力を入れています。阿倍野区の防災訓練で、参加者の方に試食してもらい『アルファ化米ってこんな味なんだ』とまず知ってもらおうと思います」

◆池下　真樹さん（新豊崎中学校　元気アップコーディネーター）

「中学校の防災学習の一環で災害図上訓練（DIG）を実施します。活動後に生徒のみんなに各家庭で食べてもらうことで、防災を考える入口にできればと思います」

◆小倉　敦子さん（一般社団法人あおぞら湯　理事）

「乳幼児がいる世帯は災害弱者といわれます。防災について学ぶことで、支援する側にもまわれる人を育てようとママ向け講座を開いています。さまざまな場面でアルファ米を役立てたいです」

◆片山　美紀さん（NPO法人あなたらしくをサポート　理事）

「男女共同参画を広める活動をしています。ジェンダー視点を取り入れた防災講座を企画したのでぜひアルファ化米も紹介したいと思います」

◆福田　留美さん（NPO法人にしよどにこネット　代表理事）

「小さなお子さんがいる家庭でも、防災食を普段から知っておくことが大切だと思います。フードパントリー事業で地域の方にお配りしたいです」