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2022年度 大阪・関西女性のみらい創造会議

2023.04.28 REPORT つなげる

新しい成長のカタチ~ソーシャル×ビジネスでサスティナブルな社会へ~





【開催報告】
2022年度 大阪・関西女性のみらい創造会議

【トークゲスト】
大森昌子さん(シェアキッチン&スペースbotan管理人、デザインの窓口シュクル代表)
佐藤正隆さん(リタワークス株式会社取締役、コングラント株式会社代表取締役)
ケイトリン・プーザーさん(株式会社Guardian共同創業者、代表取締役)
大和陽子さん(NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずく代表)

【参加者】
40名

【内容】
 株式会社、NPO、任意団体で社会課題に取り組む4名の代表を招き、その理念や手法、求められるリーダーシップなどをうかがいました。



 大森昌子さんは、運営する「シェアキッチン&スペースbotan」について紹介。「つどう、つくる、かけあわせる」をたくさん生み出したいという思いのつまった「場」と「活動」だと語りました。古本とカフェのイベントで、本好き同士のつながりがうまれたり、料理教室や子ども記者教室で地域の子どもたちとの出会いがうまれたり、さまざまな活動事例も教えていただきました。



 佐藤正隆さんは、複数提供されている社会課題をビジネスで解決していくITサービス事業を通して、実現したい社会についてお話いただきました。リタワークス株式会社では、「利他の想いと行動で、世界をより良くする」という理念のもと、困っていてもサービスが届いていない業界、遅れているが儲からないので誰もやらない領域で、サービスを提供しているそうです。コングラント株式会社では、非営利活動に取り組むすべての団体の寄付募集・管理を応援する、ファンドレイジングツールを提供しているということでした。



 ケイトリン・プーザーさんは、現代の日本におけるいじめ問題について報告し、自身が代表を務める株式会社Guardianでの活動を報告しました。児童・生徒のSOSを伝えるコミュニケーション支援ツール 「kimino micata」の開発への思いや、教育現場での活用への期待についても語りました。

 大和陽子さんは、「こどもサポートステーション・たねとしずく」のビジョンについて、「すべてのこども達が尊厳を守られ、のびやかに育ち、自分の人生を選べる社会の実現」だと説明。従来の型に囚われない訪問型家事・子育て支援なども行い、実現に向けた具体的な取り組みを紹介しました。

 ゲスト同士のトークセッションもあり、ソーシャルビジネスの今後の展望を共有することで、参加者の社会課題への関心を促し、誰もが持続可能な未来を創るリーダーであることを感じていただきました。ゲストの思いや活動事例も共有し、参加者自身も刺激を受け、一つ先の行動につなげようとする意欲がうかがえました。



 来場での開催は、2019年以来。来場ならではの活気のある交流ができました。互いに自由に話すだけでなく、スタッフが参加者同士を引き合わせたり、フォローに入ったりすることで、今後につながるネットワークの輪を創ることができました。

主催:一般財団法人大阪市男女共同参画のまち創生協会
共催:大阪商工会議所
協力:大阪市
後援:公益社団法人関西経済連合会

【参加された皆さまの感想より】



・新たな取り組みにトライする思いを共有してもらえて大変参考になった。企画、広報、マネジメントなど代表者として、経営者として考えていかねばならないこと大変参考になりました。

・クラウドファンディングは始めるまでが大事という話がありましたが、クラウドファンディングに限らず準備の大切さを痛感しました。組織やチームのミッションを何度も伝えて共通認識を持つことが事業継続には必要だと感じました。また、ミッションを理解してもらえるように伝えることを意識したいと思いました。

・4つのタイプの異なる取り組みのリアルなお話をうかがえる貴重な機会でした。ソーシャル活動に取り組みたいけど、何から始めようかと悩んでいる人にとって、ヒントになる事をたくさん知ることが出来ました。限られた時間ですので、もう少しお聞きしたいと感じましたが、ちょうど良い配分だったのかなと思いました。すばらしい企画を設けて頂いて有難うございました。

・私は基本的に、たくさんの人がいる、関わる場は苦手なのですが、対面だからこそ、感じられるもの、共有できるもの、つながっていくものがあって、大切だなぁと感じました。私も、もっとこういう場へ、外へ出て行ってみようと、元気ももらえました。




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