◇文部科学省 令和2年度 女性の多様なチャレンジに寄り添う学びと社会参画支援事業
女性の学びサポートフォーラムによる普及啓発事業の実施
子育て中の女性が学び直しやキャリアアップに関心をもち、何か行動を起こすためには、女性自身の主体的なキャリア形成への関心と意識づくりと、女性自身が抱える子育てについての固定的役割分担意識の解消が必要です。
特に、自身のキャリア形成や学びにつながる場や機会に接点を持ちにくい層や男女共同参画センターなどに足を運ばない層など、学びの場にアクセスしていない層に対するアプローチに重点をおきました。
子育てについて男女共同参画の視点を持つきっかけを提供し、自分の中にある固定的性別役割分担意識の気づきを促すことで、子育て中の女性が、子どもや家族のケアよりも自分の学びや成長を優先することに対して感じる罪悪感の軽減につなげる学びの場の提供と啓発ツールの作成を行いました。
講座への参加や啓発ツールを通して、女性が自分の中にある思い込み(アンコンシャス・バイアス)について問い直し、まわりからの役割期待に過剰に応えすぎないよう、自分自身と向き合い、仕事や社会参加、学びなど多様にある選択肢の中から選んだ道へのチャレンジに対する意欲の向上をめざしました。
(1)子どもと一緒にパパとママの学びフェスタ
①ママとパパのオンラインカレッジ
『パパ力向上』『ママのチャレンジ支援』『家族力向上』をテーマにした9つのプログラムを、 新型コロナウィルス感染症拡大防止対策として、オンライン参加型事業として実施しました。 対象や内容に応じて、会場参加型、オンライン+会場参加のハイブリッド型にて開催しました。
②子育てママとパパの社会家見学&交流会 ~もっと あなたらしくくらすために~
(2)男性の育児参加への理解を促すツールの作成
「あなたがいるしあわせ ~パパと家族のフォトブック~」
男性が料理や洗濯、子どもの世話、送り迎えをしている写真とコメントをコンテンツとする冊子・パネル・動画を作成し、ほほえましい写真やコメントを見る中で、自分の中の子育てにつ いての固定的性別役割分担意識への気づきと、家事・育児のワークシェアリングの大切さへの気づきの促進をめざしました。