JWLI Bootcamp Osaka2022アラムナイ・大和さんの団体が若者のフリースペースを設立

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JWLI Bootcamp Osaka2022アラムナイ・大和さんの団体が若者のフリースペースを設立

2023.09.12 NEWS

ひとり親や困窮世帯の親子を支援するNPO法人こどもサポートステーション・たねとしずくが、8月1日、西宮市に本を通じた若者のためのフリースペースを開設しました。


たねとしずくの代表理事を務めるのは、昨年大阪男女いきいき財団がJWLIと共催した女性リーダー育成研修「JWLI Bootcamp Osaka2022」を修了した大和陽子さん。

寄付によるサポーター制度を取り入れ、子どもたちの成長を地域で見守る居場所づくりに取り組む、JWLIアラムナイ(卒業生)の活躍をご紹介します。

気軽に集える図書・自習スペース

「たねとしずくライブラリー」が開設されたのは、阪神西宮駅すぐそば。
2階建ての一軒家で1階はキッチンを備えた図書スペース、2階は自習室にわけられ、乳幼児とその保護者、小中高生などが無料で利用することができます。
保育士など専門スタッフが常駐し、保護者が子どもの発達や障がいなどについて相談することもできるそうです。

気軽に集える図書・自習スペース

「一箱本棚オーナー」が特徴 寄付を通じて取り組みに参画

図書スペースには壁一面に本棚が設置され、絵本や図鑑、小説から哲学書まで、子どもたちの好奇心をかき立てる書籍が並びます。

 

この図書スペースの特徴は「一箱本棚オーナー制度」という仕組み。
本棚は一箱ずつ区切られており、サポーターとして月3千円以上寄付すると、自分で選書した本を並べることができます。

たねとしずくライブラリーの運営は、助成金のほかに、寄付金が重要な財源です。

寄付制度の導入について、大和さんは「選書を通じて子どもたちに新たな発見や学びを得てもらうだけでなく、寄付した人自身にもこの取り組みに参画しているんだ!と思ってもらうための仕組みです」と話します。

「一箱本棚オーナー」が特徴 寄付を通じて取り組みに参画

大和さんはJWLI Bootcamp修了後、クレオ大阪中央のカフェ開業チャレンジ講座にも通い、食を通じた居場所づくりについても学びました。

そうした経験も生かし、今後はこのスペースを使って、子どもたちに軽食を提供する「10代応援食堂」や学習支援も企画しています。

 

子どもたちの選択肢を広げられるように クラウドファンディングに挑戦

オープンから約1ヶ月。週3日の開館にもかかわらず、既に100人を超える利用があり、若い世代が安心して過ごせる場として、地域になじみつつあります。

そんな中、自習室を快適に過ごせる場にするための改装など早速課題も見えてきました。

大和さんは「どんな経済状況の家庭であっても、子どもたちが将来の選択肢を広げられるように、教育や文化的な経験を得てほしい。活動を続けていくためには、たくさんの方の支えが必要です。ぜひ応援してください」と呼びかけています。

子どもたちの選択肢を広げられるように クラウドファンディングに挑戦

この記事を読んでくださっている方も、ぜひ一箱本棚オーナーやクラウドファンディング(9月30日まで受付)を通じて、たねとしずくライブラリーを一緒に支えませんか?

たねとしずくについて

【たねとしずくライブラリー】

住所:西宮市六湛寺町12-5

開館日:水・木・金 10~20時

 

【NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずく】

https://tanetosizuku.com/

 

【クラウドファンディング】中高生が無料で自由に使える 自習室を作りたい。

https://syncable.biz/campaign/4704/

 

【大阪男女いきいき財団NEWS 大和陽子さんインタビュー】

https://danjo.osaka.jp/odiz/info/pr/news20230302.html#page1

 

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大阪男女いきいき財団では今後もJWLI Bootcampアラムナイの活動を応援するとともに、情報発信を続けていきます。

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